浅野 都 ー 乾漆と鎌倉彫の世界
幾重にも重ねられた漆が生む、深い艶と奥行き。 彫りの陰影が描く、静かな緊張感。 乾漆と鎌倉彫―― 二つの伝統技法を礎に、現代へと昇華された造形をご紹介いたします。


日時
2026年3月07日 10:30 – 2026年4月06日 18:00
TsuKuRuBa竹蔵, 日本、〒334-0002 埼玉県川口市鳩ヶ谷本町2丁目8−24
内容

幾重にも重ねられた漆が生む、深い艶と奥行き。
木地に刻まれた彫りの陰影が、静かな緊張と気品を湛えます。
乾漆と鎌倉彫――
それぞれ異なる工程と時間を重ねながら、
素材と向き合い、形を育てていく二つの伝統技法。
乾漆は、漆と布を幾層にも重ねることで生まれる、
軽やかでありながら強靭な造形。
その曲線はやわらかく、光を受けるたびに表情を変え、静かな存在感を空間に宿す。
鎌倉彫は、木に施された確かな彫りと、
幾度も塗り重ねられる漆の艶が織りなす世界。
一刀ごとの痕跡と、重ねられた時間が、
力強さと優美さを併せ持つ姿へと結実する。
伝統技法を基盤としながらも、
現代の感性と呼応する造形。
その佇まいは、華やかに主張するのではなく、静かに、しかし確かに心に残ります。

■ 乾漆
乾漆は、漆と布を幾重にも重ねて形をつくり上げる、日本古来の技法。
軽やかでありながら堅牢さを備え、滑らかな曲線や柔らかな造形を可能にします。
幾層にも重ねられた漆は、深い艶と奥行きを生み、光を受けるたびに静かな変化を見せます。
その佇まいは、日々の暮らしの中に穏やかな緊張と豊かな余韻をもたらします。

■ 鎌倉彫
鎌倉彫は、木地に彫刻を施し、漆を塗り重ねて仕上げる伝統工芸。
彫りの陰影と漆の艶が重なり合い、力強さと優美さを併せ持つ表情を生み出します。
一刀ごとの確かな手仕事と、漆が重なる時間。
そこに宿る静かな深みが、器としての美と実用性を支えています。
◆プロフィール
【浅野 都(あさの みやこ)】
1960年代より漆芸・蒔絵の技法を修得。
彫りと漆、それぞれの特性を生かしながら、
伝統技法を基盤とした現代的な造形を制作している。
1979年より埼玉県展に出品。
美術家協会賞、教育委員会賞、埼玉県知事賞、美術家協会長賞などを受賞。
伝統工芸新作展に入選を重ね、
日本伝統漆芸展にも出品。
川口市ゆかりの4人展(2013年 旧田中邸)出展。
埼玉県展、川口市美術家協会選抜展、川口市美術展などに出品歴を持つ。
会期:
2026年3月7日(土)〜4月6日(月)
開館時間:10:30〜17:30
休館日:火曜・水曜
会場:TsuKuRuBa 竹蔵 ギャラリー井戸小屋
(埼玉県川口市鳩ヶ谷本町2-8-24 / 埼玉高速鉄道「鳩ヶ谷駅」徒歩15分)
入場料:無料

